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健康寿命も世界一 【日本74.5歳】 
                 2000.6.6(火)朝日新聞より引用
 WHOは今後も健康寿命を発表する方針で、平均寿命はわき役になる。
  主な国の健康寿命は表の通り。
  日本は平均寿命も世界一の八十.九歳だが、健康寿命はそれより、六.四年短い。その差は、八%ほどで、約七%のギリシャや英国などに次いで小さかった。健康寿命が最も短いのは、激しい内戦が続いていたアフリカのシエラレオネでわずか二十五.九歳。平均寿命との差は二五.九%以上。下位 にはアフリカ南部の国が集中している。
 調査責任者のクリストファー・マレイ氏は、「最短と最長の差が約三倍にも及び、平均寿命以上に富める国と貧しい国の差が激しい」と指摘する。
  生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)で重み付けをすることについて、「健康な人の命は障害を持つ人の命よりも価値があるなどと言うつもりは毛頭ない。各国の健康政策づくりを助ける指標ととらえてほしい」と話す。
■■主な国の健康寿命■■
日   本
オーストラリア
フランス
米   国
韓   国
中   国
ロ シ ア
イ ン ド
エチオピア
シエラレオネ
74.5( 1)
73.2( 2)
73.1( 3)
70.0(24)
62.3(81)
62.3(82)
61.3(92)
53.2(135)
33.5(182)
25.9(191)
【右数字は年齢、()内は191カ国の順位 】

【コメント】
 WHOがはじめて健康寿命を発表しました。世界一長く健康でいられる国民という評価です。平均寿命も世界一ですから素晴らしいことですが、もう少し深く考えてみると、平均寿命と健康寿命の間に数年開きがあります。これは晩年は病気になるか、必ず誰かのお世話になる可能性があるということを示唆しているものとも考えられます。

 介護、福祉の重要性を支援していると同じに、改めて世界中の人に健康を維持することの大切さを投げかけたものではないかと思っております。
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