東京都調布市・京王線調布駅東口徒歩0分の清野鍼灸整骨院ー肩こり・腰痛から骨折・体調不良までご相談ください。

042-481-3770休日木曜・日曜・祝日

院長ブログ

朝日新聞デジタルJIJICOコラム

コロナウイルス対策に必要な衛生管理と自己鍛錬による免疫強化(2020-04-15掲載 JIJICOコラム9)

 マイベストプロ‐JIJICOコラム集を作成します 清野考案の用語(新設語)を紹介します

コロナウイルス対策に必要な衛生管理と自己鍛錬による免疫強化

コロナウイルスの生存時間は最大3時間?

ウイルスは目に見えない大きさですので、手や顔に付着していても気づきません。空気中で水蒸気等にくっついて浮遊していることはわかっていても見ることは出来ません。米国国立衛生研究所(NIH)やアメリカ疾病対策センター(CDC)などの研究グループは、2020年3月17日に医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』(New England Journal Medicine)で、新型コロナウイルスは空気中で最大3時間生存していると言っています。ウイルスを保有している人の唾液が、話すことにより空気中へ飛び散り、それが最大3時間浮遊しているという見解です。換気できない場所で多くの人が密集して会話していると感染するという理由が、そこにあります。
 医療現場では、マスクをしていない人と5分以上会話すると感染する確率が高くなると考えられています。しかし、食事をするときはマスクを外さざるを得ませんので、ウイルスが空気中に浮遊している環境下では、ウイルスが体内に侵入することを完全に避けるのはかなり難しいと言えます。しかしながら、ウイルスは、それ自体で増殖しません。身体に付着しても活動しませんので、手や服に付着しても全く心配がいりません。良く手を洗い、ウイルスが付着した食べ物を口に運ばないことが、予防の第1歩です。

ウイルスの侵入を最小限に食い止めるためには鼻の洗浄が有効

ウイルスは、生命体ではありませんが、体内の細胞に入り込むと増殖します。体内への侵入を防ぐことは不可能に近いので、いち早く体外へ排出することが、感染症を予防する最大の対策になります。
 ウイルスの侵入経路は、身体にある9つの穴です。口1つ、鼻2つ、目2つ、耳2つそして尿道と肛門の合計9つ(女性の場合は膣がありますので10か所)です。洋服を着ていれば泌尿器の感染は考えられませんので、注意すべきは頭にある7つの穴と言うことになります。そのうち、警戒すべきところは口と鼻です。口は外出した後や人と会話した後は、こまめにうがいをすることで防御が可能です。
 一番問題となる所は呼吸をしている鼻です。呼吸を止めることは出来ませんので、マスクをしても完全に防ぐことは出来ません。自分が感染しているかもしれないという前提で、外出後や会話をした後は、鼻を洗浄する必要があります。手洗いやうがいと同じように鼻を洗うことが、ウイルスの増殖を抑えることに繋がります。肺炎の重傷化を心配する前に、先ず行っておきたい対策です。鼻の洗浄は、ぬるま湯で0.9%の食塩水を用いると痛みを感じることはありません。最近は鼻を洗浄するアイテムが数多く販売されています。

侵入したウイルスを退治するのは白血球と免疫力

体内に侵入したウイルスの増殖を抑えるのは白血球の役割です。白血球が常に体内で作りだされるために、一日7時間から7時間半の睡眠が必要です。22時から7時までの間に体を休めることが大切です。もう一つは、体内の深部温度を37.5度から38度程度に保つことです。深部温は皮膚表面の温度より1度高い状態にあると考えられています。毎日検温をして、体温が36.5度から37度であることを確認すると、自分の体調を知ることが出来ます。体温を一定に保つためには、内臓が適切に働いていること、室温を体が冷えない程度に保つこと、薄着をしないこと、冷たい飲食を控えることですが、もう一つは運動をして体熱を作りだすことです。
 運動は、交感神経が優位にある午前中に行うことが望ましいと考えられます。夜間22時以降に2週間連続して1時間以上運動すると体力が低下するというデータがアメリカの大学で出されています。睡眠をとるべき時間帯に運動することは免疫力の低下に繋がります。
 副交感神経が優位な状態にある時の運動は避けるべきですので、入浴中の運動は最も回避すべき行為と考えます。
 入浴直後の運動も、避けるべき時間帯です。入浴後は筋肉が緩やかになっているため、ストレッチをすると柔軟性が向上したように感じられます。日常的に入浴後の柔軟体操を続けることにより正常な関節の位置を保つことが難しくなり、捻挫を起こす確率が高くなります。午前中に運動する時間を取れなかった場合、実施する時間帯は、入浴前や食事前が望ましいと考えられます。体力の維持及び体温の上昇には、5分程度の運動で十分です。

内臓の機能や免疫力向上に鍼灸治療は有効

体温を一定に保つには内臓が適切に働くことが重要ですが、そのためには、毎日食事を規則正しい時間に決まった量を食べることが大切です。不規則な時間の飲食は肝臓の疲労を生みます。体温調節している肝臓の疲労は、体温の低下に繋がります。肝臓が疲労すると感情が定まりにくく、睡眠が浅くなります。生活のリズムを保ち、毎朝5分ずつ運動することが、健康を維持するために必要です。肝臓の機能回復や免疫力向上には鍼灸治療が有効とされています。体調管理をうまく行うことが出来ない方は、お近くの鍼灸院にご相談いただければと思います。また、身体に痛みの場所があり、運動方法がわからない方には、運動法の処方が可能なヨーガ治療もお勧めです。

〈養正治療編〉(春)のコラム
 このコラムは〈養正治療編〉(春)のコラムです。春は寒暖差という「外因」の影響により、肝臓に負担がかかる季節です。
整体力(病体を健康体へ押し戻す力)が一番盛んな季節である夏から見ると、相対的に力が弱いので、病気になりやすい時期でもあります。養正治療編の春は、春に生じやすい肝臓に関するコラムです。 

[筆者コメント]
 このコラムは、感染症から身を守るために、自分で出来る基本的な対策を書いています。整体力を保つために肝臓の正常な働きは絶対条件ですので、このコラムを参考にして戴きたく思います。ウイルス対策に、手洗いや鼻うがいは、誰でも出来る必要不可欠な方法です。また、睡眠や運動に関して、正しい知識を持ち備えて戴きたく思います。免疫力強化に、運動は必要な行為ですので、毎朝5分継続して行って戴きたく思います。本文では、「一日7時間から7時間半の睡眠が必要です。22時から7時までの間に体を休めることが大切です。」と書いています。睡眠は熟睡している時間が7時間半で、横たわっている時間は8時間が理想的です。22時から7時までの間に最低7時間の睡眠時間を確保して戴きたいという気持ちで書きました。

[養正治療と鍼灸治療]
 東洋医学には、「春は肝臓、夏は心臓、秋は肺臓、冬は腎臓、季節の変わり目は脾臓の調子が悪くなる」という考えがあります。病気の原因は、個人の生活が生み出す「内因」と環境が影響する「外因」による」と不適切な日常生活による「不内外因」があると考えます。春夏秋冬の病は、「外因・認識力低下」、「内因・整体力の低下」や「不内外因・不適切な日常生活」が関係するという考えです。
東洋医学では、外因、内因、不内外因という病因を下記のように分類します。
 外因     風・寒・暑・湿・燥・火
 内因     喜・怒・憂・思・悲・恐・驚
 不内外因   不適切な日常生活
免疫力を発揮するためには、肝臓の働きが正常である必要があります。不規則な生活や不規則な時間帯での飲食をすると肝臓の機能が低下します。不内外因・不適切な日常生活は、肝臓にとって大敵です。
外因、内因、不内外因がもたらす病気に、「鍼灸治療」は有効です。血液巡行や体液代謝の機能低下を伴うときは、「瘀血治療」が最適です。病気をもたらす日常生活の改善方法や運動方法の指導を「養正治療」と言います。このコラムは、養正治療の一つです。

2025(令和7)年11月19日(水)に小学館から発売された『知らないうちに寿命を縮める危ない生活習慣24』(清野充典著・小学館)



の内容は、JIJICOに掲載された1~70本目のコラムを24に再編集した内容です。この本のために書いたコラムもあります。清野が提唱する「養正治療」の内容が満載です。ぜひご覧戴き、東洋医学に基づく養生法を実践戴きたく思います。

清野充典 JIJICOコラム集

令和8年(2026年)3月13日(金)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

[ 2026.03.13 ]