口角炎とは、上唇と下唇が交わる両端の口角に炎症が起こる病態です。
多くの場合、痛みを伴います。口を大きく開けると痛みが増強して、亀裂が深くなることもあります。亀裂から細菌感染や真菌感染を起こすため、治癒に至るまで長い時間を要することがあり、再発しやすい特徴があります。
小児から高齢者まで幅広く発症します。日常的によくみられる病気ですが、肝障害やがんなどの重篤な病気が原因であることもまれにありますので、安易に考えると危険を見逃すことになりかねません。
口角炎は、口角の皮膚組織が脆弱(ぜいじゃく)なことと損傷を受けた皮膚組織に感染が生じることが主な原因です。皮膚組織の脆弱性は、ビタミンB2、B6の不足によって生じやすくなるとされています。その他、アトピー性皮膚炎や乾燥肌によって皮膚のバリア機能や潤いが失われた場合にも、皮膚に亀裂が生じやすくなることがあります。
損傷部への感染は、若年層の場合咽頭炎や扁桃炎などを発症した際、細菌感染を起こします。高齢者の場合口内に常在するカンジダが原因になることが多く、貧血や風邪のとき、疲れが溜まって免疫力が低下しているときなどに発症すると考えられます。また、すべての年齢で起こりうる口唇ヘルペスは、口角に水疱ができると口角炎のような症状を呈することもあり、通常の口角炎とは治療法が異なるため、鑑別が重要となります。
現代医療では、それぞれの疾患に応じた治療が行われています。
鍼灸治療は免疫力が向上しますので、口角炎に効果を発揮することが出来ます。肝臓や胃の機能が低下しているときよく見られる症状ですので、内臓機能向上目的で治療しても、口角炎の改善が可能です。薬物療法以外の治療をご希望の方は、是非ご相談いただきたく思います。
当院の治療をご希望の方は、「治療の流れ」をご覧頂きたく思います。
令和2年9月23日(水)
東京・調布 清野鍼灸整骨院
清野充典
[ 2020.09.23 ]
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