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院長ブログ

朝日新聞デジタルJIJICOコラム

正座が出来ないのは膝に問題が!?その原因と治療法について(2019-11-23JIJICO掲載4)

マイベストプロ‐JIJICOコラム集を作成します 清野考案の用語(新設語)を紹介します

■正座が出来ない原因は膝にある

膝関節は、約260ある関節の中で、腰関節、顎関節と並ぶ三大関節と言われるほど、強靱な関節です。
膝関節は、大腿骨・脛骨・腓骨・膝蓋骨という4つの骨で構成され、7つの靱帯が関節を強固に保っています。
前十字靱帯や後十字靱帯の名前は、多くの方が知っている名称でしょう。
これほどがっちりしている関節ですが、膝に痛みを覚え、歩行が困難になり、正座が出来なくなる人は少なくありません。何が原因なのでしょうか。

■正座が困難になった理由の一つは欧米化した生活?

膝関節に強い痛みを感じているときは、専門医に診てもらう必要があります。
半月板や十字靱帯が損傷しているときは、関節内を検査する必要があります。
過度の運動をしたとき、正座は困難となりますが、筋肉疲労が治まると可能になります。

戦後、団地ブームの頃より日本は生活の欧米化が進み、椅子での生活が多くなりました。
それにより、正座する機会が少なくなったため、正座ができなくなっていることに気づかない人も少なくありません。電車や車の交通網が発達し、エレベーターやエスカレーターが整備されたことにより、歩くことや階段を上る機会がめっきり少なくなりました。太ももを上に挙げる機会が少なくなったことにより、正座を維持する際に必要である大腿部の筋力低下を招くようになったと考えられます。

冠婚葬祭で、正座をする機会が出来たとき、正座が困難になっていることに気づいたと言う方は多いようです。

■日本人に多い変形性膝関節症

膝関節の痛みを覚える代表的な疾患に、変形性膝関節症があります。長い間膝関節を使用する間に生じる病態です。損傷部位により、外科手術、投薬、服薬、外用薬などの治療があります。治療を受けているにもかかわらず徐々に正座が困難となり、日常生活に不便を感じている人が多く見られます。運動が困難になるため、体重が増加傾向になります。この状態を脱出するために有効な方法は運動です。体重を支える筋力があれば、歩行が出来るように、関節の曲げ伸ばしが徐々に可能となります。

変形性膝関節症に有効な治療の一つに鍼灸治療や運動療法(ヨーガ治療)があります。鍼灸治療は、痛みが強くて運動が困難な人を、運動可能な状態へと導いていくことができます。

正座が困難になっている人は、大腿部全面の筋肉を強化すると、正座が可能になります。状態に合わせた運動カリキュラムを作成して、呼吸法を伴ったヨーガ運動を行えば、正座が可能となる確立は高くなります。毎朝5分程度運動すれば、徐々に深く正座が出来るようになります。

■運動療法を行っている鍼灸師(しんきゅうし)を見つける

鍼灸治療を受ける際は、呼吸法を伴う運動療法の知識と経験を兼ね備えている鍼灸師にお願いする必要があります。お近くの鍼灸院をご利用になる際は、正座が困難であることを伝えた上で、治療が可能かをお尋ねいただきたいと思います。

[筆者コメント]
 このコラムは、膝関節の正常な運動が困難になった場合の対処法について書いてます。膝に痛みを感じる外傷や疾患はたくさんあります。どの診療科へ行ったら良いのか判断が難しいと思います。内科、(整形)外科もしくは内外科の判断が付かない時は、柔道整復師が行う「内外科治療」を受診し、捻挫していないか診察してもらうことを優先して戴きたく思います。外科治療が必要か否かの判断が可能です。膝痛は、腰痛に次いで多い関節痛です。膝の痛みを訴える人の中で、関節の位置が正常でない人は少なくありません。捻挫の場合、徒手整復術を行えば、痛みが即座に消失し、正坐が可能になります。
 外科治療が必要ないときは、鍼灸師の診察を受け、内科治療が必要か重篤な疾患が潜んでいないか判断してもらうことが、理想的な順番だと考えています。柔道整復師とはり師・きゆう師の医療資格をすべて有していると「内外科治療」が、同時に受療出来ます。清野鍼灸整骨院は、東洋医療と西洋医療の融合を行っていますので、正座が困難な人は、ご相談戴きたく思います。

[膝痛に対する柔道整復治療]
 膝関節がずれて半月板が挟まれた状態になると、常時痛みを伴い、歩行時に痛みが強くなります。膝関節捻挫に対する徒手整復術は、従来ありませんでした。清野が長年の臨床経験から徒手整復法を開発しました。徒手整復名は「清野式膝関節整復法」と呼称しています。膝を叩いてみて、痛みを伴い響くようであれば、整復の必要があります。
 関節に違和感を覚え、骨折、脱臼や内科疾患を伴わない人は、徒手整復術をご検討ください。整復時間は数分で終わります。徒手整復術後は、ほとんど痛みが消失します。治療目安は、発症後2週間以内の人であれば、1回の治療で大丈夫です。3か月以内の人は2~3回、3か月以上経過している人は4~5回の通院が必要です。

[膝痛に対する鍼灸治療]
 正坐が困難な人は、大腿部の筋力低下が背景にあります。膝関節に変形を生じると、特定の筋肉に疲労が生じて痛みが出やすくなります。鍼灸治療で痛みの軽減を行いながら、運動療法(養正治療)を行う必要があります。大腿四頭筋、内転筋や臀部の筋力強化を図る運動を毎日行うことが必要です。

2025(令和7)年11月19日(水)に小学館から発売された『知らないうちに寿命を縮める危ない生活習慣24』(清野充典著・小学館)

の内容は、JIJICOに掲載された1~70本目のコラムを24に再編集した内容です。この本のために書いたコラムもあります。清野が提唱する「養正治療」の内容が満載です。ぜひご覧戴き、東洋医学に基づく養生法を実践戴きたく思います。

清野充典 JIJICOコラム集

令和8年(2026年)3月3日(火)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

清野鍼灸整骨院は 1946年(昭和21年)10月5日(土)に瘀血吸圧治療法を主体とした治療院「清野治療所」として創業しました 現在80年目です 清野鍼灸整骨院は「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です
※2026年2月2日(月)に東京・調布開設40年目を迎えました

[ 2026.03.03 ]