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院長ブログ

朝日新聞デジタルJIJICOコラム

細菌やウイルスから身を守る免疫力を高める方法とは?(2020-02-29JIJICO掲載コラム7)

マイベストプロ‐JIJICOコラム集を作成します 清野考案の用語(新設語)を紹介します

細菌やウイルスから身を守る免疫力を高める方法とは?

■免疫力維持が病気に対する備えになる

寒い時期は、インフルエンザが流行します。2月から3月にかけては、花粉症の季節でもあります。この時期に、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや頭痛に悩まされる人は少なくないでしょう。

医療機関を受診する人もいますが、「例年のことだから」と市販の薬を飲み、マスクで細菌やウイルスの侵入を防ぐ対策をとるだけ、という人も多いと思います。

日常生活を普段通り行いながら、微生物や花粉等の異物が体内に侵入することを完全に防止することは基本的に不可能ですが、ヒトは免疫力を持っていますので、防御する力を維持することが大切です。

■免疫力が低下すると感染症を起こす確率が高まる

体の中には、細菌やウイルスが常在しています。ヒトの体内は温度が一定していて栄養分がたくさんありますので、微生物にとっては、格好の隠れ家です。

免疫力が低下すると、微生物が増殖します。健康な時には問題とならないような病原体に感染します。この状態を「日和見感染(ひよりみかんせん)」と言います。

発症すると、体の各種臓器において感染症状が出現します。ひとたび病気をすると、回復に時間を要しますので、日頃から免疫力を維持する方法を知っておくことは大切です。

日常生活を健康に過ごすためには、食事・運動・睡眠・休養・社会環境の5つが重要な要素です。その中で、最も大切なのは睡眠だと考えられます。

■免疫力の主役は白血球。免疫力を維持するための代表的な防衛軍

体に入り込んだ異物は、白血球が処理しています。白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類があります。免疫力を維持するための代表的な防衛軍と言えます。

防衛細胞ともいうべき白血球がないと微生物を殺せなくなるため、私たちの体は下痢という行為で異物を大量に排出しようとします。ヒトが持つ免疫力のすばらしさと言えます。

■睡眠を1日7時間とることが免疫力維持に重要

扁桃が白血球を作り出すのは、睡眠をとっている時間帯です。睡眠は、体を横たえ、背骨や骨盤などにかかる重さを軽減して体をリラックスさせたり、免疫力を高めたりする大切な時間です。

そして、病気になりにくい状態を作り出す睡眠時間は、1週間49時間から52時間と言われています❶。1日に平均すると約7時間です。睡眠時間は6時間以下、9時間以上でも病気になりやすいため、さまざまなデータを勘案すると、白血球が毎日必要な量を作るために必要な時間は、約7時間と考えられます。さまざまな研究から、成人の場合、睡眠時間は6時間未満、または9時間以上だと病気になりやすいという報告があります。
 からだを防衛、修復する免疫システムが、最適に働くために必要な時間は約7~8時間だと考えられます。睡眠不足は免疫力低下を助長し、感染症を引き起こすと考えられるため、眠ることが病気を防ぐ有効な対策であるといえます。

■体の冷えを防ぐことも免疫力向上に貢献

体を温めるお灸をすると、白血球の増加が認められるといった研究データは多数あります。そのため、免疫力向上につながるケアの一つとして挙げることができます。
 体を内外より冷やすと、ヒトは体温の低下を防ぐために、37度5分程度まで熱を作り出し、体内温度を上昇させます。

体内の温度は皮膚表面より約1度高く保たれており、38度5分程度のとき白血球の活動力が増します。免疫力が向上して、体を正常な状態に導こうとしているときですが、鍼灸の施術を行うことで、正常化するまでの時間短縮に役立ちます。睡眠時間をしっかり確保し、体の冷えを防ぐ生活で免疫力を高め健康な体作りを行いましょう。

[参考文献]
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会

〈養正治療編〉(春)のコラム
 このコラムは〈養正治療編〉(春)のコラムです。春は寒暖差という「外因」の影響により、肝臓に負担がかかる季節です。
整体力(病体を健康体へ押し戻す力)が一番盛んな季節である夏から見ると、相対的に力が弱いので、病気になりやすい時期でもあります。養正治療編の春は、春に生じやすい肝臓に関するコラムです。 

[筆者コメント]
 このコラムは、健康を維持するための基本について書いています。完全な健康体の日があったとしても、生活していれば、すぐバランスが崩れます。その崩れを修正する力がヒトにはあります。その力を、清野は整体力(病体を生命体へ押し戻す力)と呼んでいます。整体力は、様々な働きを包括しています。その一つが、免疫力です。免疫力を発揮するための重要な内臓は、肝臓です。このコラムを通じて、肝臓の働きを維持するための知識を得て戴きたいと思って書きました。

[養正治療と鍼灸治療]
東洋医学には、「春は肝臓、夏は心臓、秋は肺臓、冬は腎臓、季節の変わり目は脾臓の調子が悪くなる」という考えがあります。病気の原因は、個人の生活が生み出す「内因」と環境が影響する「外因」による」と不適切な日常生活による「不内外因」があると考えます。春夏秋冬の病は、「外因・認識力低下」、「内因・整体力の低下」や「不内外因・不適切な日常生活」が関係するという考えです。
東洋医学では、外因、内因、不内外因という病因を下記のように分類します。
 外因     風・寒・暑・湿・燥・火
 内因     喜・怒・憂・思・悲・恐・驚
 不内外因   不適切な日常生活
細菌やウイルスが体内で増殖する環境を作らないためには、不内外因・不適切な日常生活を行わないことが大切と言えます。食事・運動・睡眠・休養・社会環境を適切に行うことが困難な人は、東洋医療が必要です。外因、内因、不内外因がもたらす病気に、「鍼灸治療」は有効です。血液巡行や体液代謝の機能低下を伴うときは、「瘀血治療」が最適です。病気をもたらす日常生活の改善方法や運動方法の指導を「養正治療」と言います。このコラムは、養正治療の一つです。

2025(令和7)年11月19日(水)に小学館から発売された『知らないうちに寿命を縮める危ない生活習慣24』(清野充典著・小学館)

の内容は、JIJICOに掲載された1~70本目のコラムを24に再編集した内容です。この本のために書いたコラムもあります。清野が提唱する「養正治療」の内容が満載です。ぜひご覧戴き、東洋医学に基づく養生法を実践戴きたく思います。

清野充典 JIJICOコラム集

令和8年(2026年)3月10日(火)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

清野鍼灸整骨院は 1946年(昭和21年)10月5日(土)に瘀血吸圧治療法を主体とした治療院「清野治療所」として創業しました 現在80年目です 清野鍼灸整骨院は「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です
※2026年2月2日(月)に東京・調布開設40年目を迎えました

[ 2026.03.10 ]