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院長ブログ

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サプリメントと鍼灸治療 清野の個人的見解

薬物治療と鍼灸治療 清野の個人的見解
 抗ガン治療と鍼灸治療 清野の個人的見解

サプリメントを飲む人が多くなっています。日本では、サプリメントに対して定義していませんが、一般には一般には「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」と厚生労働省(現在は消費者庁管轄)は言っています。広い意味で言うと健康食品です。

消費者が良く手にする食品に、トクホ(特定健康保健食品)、栄養機能食品や機能性表示食品等があります。トクホは、国が認定したお墨付きの食品です。しなしながら、「食品にはみな毒がある」という基本を忘れてはいけません。
どんなに良いと言われている物でも、取り過ぎると身体の調子を崩します。その大前提がないと、サプリメントや健康食品は身体によい食品という意識が先行して、多量摂取に繋がります。

サプリメントは医薬品ではありませんが、身体に一定の効果が期待できるとうたっている食品は、長期に服用すると医薬品に類似した障害が出ます。蕁麻疹や下痢など軽度の症状が多いようですが、重症に移行する場合もあります。「国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所」の健康食品・サプリメントによる健康障害 – 「 健康食品 」の安全性・有効性情報では、サプリメントによる健康障害を報告しています。そのうち、肝臓障害が最も多く31%、続いて急性腎不全17%、間質性肺炎11%です。多くの種類を長期にわたって飲んでいる人にも健康被害が出ています。

食品は、毎日30種類程度のものを万遍に摂取することが基本です。多くの国民はそのことを分かっているので、足りない分をサプリメントで補おうとしているのだと思いますが、その行為が偏った栄養摂取に繋がっている事に気付いていないのでしょう。

体内バランスが崩れている事に気付かず、症状が出始めるとその症状を抑えるために薬を服用してします。その結果、肝臓障害や腎臓障害を発症または助長している人が多いように思います。

最近、問診表に、「薬やサプリメント服用の有無」の項目を増やしました。当院に来院される患者様の多くは、1~2種類のサプリメントを服用しています。コロナ後遺症で来院された人の実証治療データを見ると、多くの人が5種類以上服用していました。来院される患者様には薬物を5種類以上服用している人も多く、サプリメントを含めると毎日10種類以上服用している人もいます。

薬物やサプリメントを長期に渡り多く飲んでいると、蕁麻疹、下痢や頭痛等様々な症状が出る場合もあります。薬やサプリメントの飲み過ぎに心当たりがある人は、JIJICO内の下記コラムをご参照願います。
鎮痛薬の飲みすぎで頭痛が起きる!?薬に頼らない頭痛対策は?

基礎疾患がなく日常生活を改善しているにもかかわらず蕁麻疹が良く出るという人や蕁麻疹が出ると一日中消えないという人は、鍼灸治療や瘀血治療をご利用ください。蕁麻疹の消失や出にくい体質改善が可能です。また、薬の服用がやめられない人、薬を飲めないほど虚弱な人、日常生活を改善することが出来ない人は、是非内外科治療である鍼灸治療や瘀血治療を活用して戴きたく思います。

「対症療法」をご希望の人は、かゆみがある時数回日を置かずに治療すれば、症状の消失が可能です。症状の発症を抑えたい人は、週1~2回の鍼灸治療3か月程度して体調管理をすれば、発症しないか発症しても蕁麻疹の出現する範囲は、気にならないくらい狭くなると思います。「根本療法」をご希望の人は、基礎疾患をお持ちかそうでないかで治療期間は異なりますが、月に1~4回の治療を10か月から14カ月程度継続して行うと、蕁麻疹の発症を回避できる確率が高いと言えます。

令和6年(2024年)4月2日(火)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在78年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。

[ 2024.04.03 ]