陣痛が予定日を過ぎてもなかなかこず、予定日の10日後(あと3日)までにおきなかったら帝王切開しましょうと産婦人科医に言われた27歳の妊婦さんが来院されました。なかなか深刻です。心配で夜も眠れないそうです。お腹がパンパンに張っていますが胎児の頭の位置は下がっていません。見たところまだ生まれそうにないのが見て取れます。
お話をお伺いしていてもわかるのですが、こういう妊婦さんはご多分にもれず身体が冷えています。薄着で、冷たいものを飲み、夜更かしをしています。生活の節制をお願いしてから(「くらしと養生」のコーナー参照) 鍼灸治療を行いました。終了後身体が温まったといって帰られました。午後3時半ごろのことでした。
こんな患者さんは時間との勝負ですので帰っても気になります。翌日になり「そういえばあの妊婦さんどうなったかなあ・・・」と思い出していたらご主人から電話がかかってきました。「治療直後買い物してから帰宅しようと歩き始めたらじきに陣痛がおきたようでその場から電話をもらいました。迎えに行ってすぐに入院し、翌0:20に生まれました。5300gでした。」
心配していただけにうれしい1報でした。無事新しい命が誕生したことのお手伝いができた喜びと『はりきゅうは生む力まで与える事ができるのか』と、鍼灸治療のすごさを心の中で認識しつつその日の診療を続けました。
※清野鍼灸整骨院旧ホームページ「東洋医学の辞書サイト」内にある「はりってなあに?」の内容を転載しています。上記は産婦人科編です。
[ 2020.12.15 ]
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