東洋医学~小児ばり~
アトピー性皮膚炎・小児喘息・夜鳴き・アレルギーなどは、子供がよくかかる病気です。
東洋医学では、健康は生まれる前から大切に考えられていますが、生まれたあとの生活、つまり、食事・睡眠や社会環境は、特に影響が強く与えられると考えます。
母乳で育てられている子供は、生後半年間は母児免疫があるので「はしか」や「ほうそう」にはかかりずらいですが、上記の症状や「かぜ」などは、生後まもなく発症するお子さんが少なくありません。
私たちは、このような体調の変化の根底にあるものは身体の「冷え」と考えています。薄着をしたり寒いところに長時間いるといったことのほか、遅い時間(夜8時以降)や朝の入浴なども冷えの一因と考えます。また授乳期では母親が常時冷たいものを飲んだり食べたりしていると母乳が冷たくなり、赤ん坊は食事のたびに身体を冷やしていることになります。アレルギー、湿疹やアトピー性皮膚炎などのお子さんの母親は、冷え性であることが多々あります。
少し大きくなると間食をするようになりますが、白砂糖も身体を冷やす(体温維持の妨げとなる)要因になります。また発育の満たないお子さんに薬を多く飲ませたり、塗ったりすることは、身体の中で熱を作ることを制限し、結果的には冷える体質へとつながる、と東洋医学では考えます。アトピー、喘息、アレルギーや湿疹のあるお子さんは、手足が冷たかったり、便秘の場合が多いようです。冷え(低体温)は内臓、特に腸の発育の妨げになるからです。
東洋医学は、このような生活による身体のわずかな不調を敏感に察知し、「内臓のバランスのくずれ」を調整する学問です。小さなお子さんにも(小さなお子さんだからこそ)小児ばりは健全な身体づくりにとても有効な方法と考えています。
小児ばりでは、以下のことについて、書き進めます。
■1.流行性耳下腺炎・顎下腺炎
■2.アトピー性皮膚炎
■3.小児喘息
■4.突発性湿疹
■5.中耳炎
■6.アレルギー
■7.夜泣き
■8.夜尿症
■9.便秘
■10.下痢
■11.冷え性
■12.発熱
■13.腹痛
「小児ばり 第2話 1.流行性耳下腺炎・顎下腺炎」
「小児ばり 第3話 2.アトピー性皮膚炎」
※清野鍼灸整骨院旧ホームページ「東洋医学の辞書サイト」内にある「小児ばり」の内容を転載しています。上記は「はじめに」です。
[ 2020.12.18 ]
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