新型コロナウイルスに感染後の後遺症が長期化するのを防止出来る?症状改善に鍼灸治療の可能性は!?
新型コロナウイルス後遺症(以下コロナ後遺症)が発症する比率は、調査によって異なります。その理由として、コロナ後遺症の定義が一定していない、調査の時期や期間が異なる事が考えられます。ワクチンを接種した割合や感染している変位株が異なると、数値が大きく異なります。『日経サイエンス』(2022年11月号)によると、20人に一人が後遺症を抱えていると言っています。では、後遺症は、どのくらい持続するのでしょうか。
『罹患後症状のマネジメント』では、後遺症持続期間は、
1~2か月 23%
3~5カ月 34%
半年~1年 28%
1年以上 15%
と公表しています。後遺症は、長期間続くことが分かっています。
『日経サイエンス』(2022年11月号)にある症状出現の割合を見ると、上位にある5つの症状は以下のようになっています。
デルタ株以前の従来株
1. 倦怠感
2. 嗅覚障害
3. 味覚障害
4. 呼吸困難感
④. 脱毛
デルタ株
1. 倦怠感
2. 嗅覚障害
3. 味覚障害
4. 脱毛
5. 頭痛
オミクロン株
1. 倦怠感
2. 頭痛
3. 睡眠障害
4. 呼吸困難感
5. 咳
上記の代表的な症状以外にも、コロナ後遺症とされる症状は、気分の落ち込み、息苦しさ、動悸、不眠、身体痛や勃起不全など、人によって多岐に亘ります。症状の程度も様々です。
例えば倦怠感では、一晩寝ると回復する場合もあれば、非常に強い疲労感によって「体が鉛のようで動かせない」「なにかを思考することができない」「言葉が出てこない」「集中できない」場合もあります。散歩や軽い家事をした数時間~数日後に、動けなくなるほどの強烈な倦怠感を感じるという症状もあるようです。コロナ後遺症が長期化すると、思い通りの日常生活や社会生活が送れない状態になり、就学、就業、家庭生活に大きな影響を及ぼす場合もあります。
ヒラハタクリニック院長平畑光一医師は、コロナ感染症と診断された後の不調により、多くの人が休職や離職を余儀なくされていると言います。また、働けないことに対する周囲の無理解が、精神的苦痛を生み出していると言っています。後遺症患者の増加は、社会問題になりかねない危険性をはらんでいます。
感染後、2週間を経過しても症状が消失しない人は、すぐに鍼灸治療を開始してみて頂きたく思います。1週間連続して治療すれば、症状が消える確率は高い印象です。長期的な後遺症に移行する事を防ぐことが大切です。
ワクチン治療(副反応予防治療)の鍼灸治療費は3,500円です 対象期間はワクチン接種1週間前から接種後72時間までです 2022.4.23.
新型コロナウイルスに感染後の後遺症が長期化するのを防止出来る?症状改善に鍼灸治療の可能性は!?
令和4年(2022年)11月22日(火)
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典 記
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在77年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。
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[ 2022.11.22 ]
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