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院長ブログ

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くらしと養生 第3話 1)入浴からくる不養生 (2)入浴の時間数

※「くらしと養生」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトである「東洋医学の辞書サイト」に掲載されています。旧サイトには、写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、本文を一部修正した文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。

第2話 1 入浴からくる不養生 (2)入浴の時間数

皆さんは何分間お風呂に入っているでしょうか。湯舟に入る時間と身体を洗っている時間を合わせて20~30分ぐらいでしょうか。

当院にいらっしゃる方の入浴時間は、バラバラですが、少なくとも、1時間以上入浴している人は、皆さん一様にどこか身体の不調を訴えております。中には、毎日2時間湯舟に入っている人もいます。

何故このように長時間入っているのか聞いてみますと、「身体が冷えやすく長くお風呂に浸かっていると、暖まるから」というのが理由のようです。

人間の皮膚表面の体温は約36度です。身体の内側の温度は約37度です。38度以上のお湯に入ると最初お湯が熱く感じますが、少し時間がたつとちょうど良く感じるでしょう。それは、身体がお湯の熱を奪うからです。その時間は30秒~1分ぐらいではないでしょうか。

それから、もう少し時間がたつと、今度はぬるく感じてきませんか?それは、皮膚が開いて、今度は身体の熱が取られていくからなんです。大抵の人は、そこで追焚きをするか、お湯を足すでしょう

その後はその繰り返しです。 こんな事を1時間も2時間も続けていたらどうなると思います?そうです。身体が疲労するだけなんです。ただ、身体を暖めるだけなら、2~3分もあれば充分です。

ただ、お風呂に入って、ゆっくりくつろぎたい人には、短すぎますよね。あとは心とバランスをどうとるかです。体力の無い時は短めに、体力のある時は、少々長くても問題ないでしょう。

私の個人的な感想では、他の要素もからみますが、30分以上湯舟に浸かった人は、何らかの不調を訴えやすくなる人が多いようです。入浴方法が原因で病気を引き起こしている人が少なくありません。当院では、「養正治療(ようせいちりょう)」の一環として、来院時に、適切な入浴方法の指導を行っています。

※「養正治療(ようせいちりょう)」とは、日常生活に起因する病気の原因を患者様と主に考え、ヨーガ治療や生活指導を用いて、健康を取り戻そうという治療のことです。従来日本で行われてきた養生法に、中国やインド等で行われている養生法を加味した新しい学問分野として、清野が提唱しています。生活指導の内容を、今ブログで紹介します。

くらしと養生 第1話 養生と東洋医学(暮らしと養生に関して)
 「くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生 (1)はじめに
 「くらしと養生 第3話 1)入浴からくる不養生 (2)入浴の時間数
 「くらしと養生 第4話 1)入浴からくる不養生 (3)入浴の時間帯(夜の入浴について)
 「くらしと養生 第5話 1)入浴からくる不養生 (4)入浴の時間帯(朝の入浴について)
 「くらしと養生 第6話 1)入浴からくる不養生 (5)入浴(お風呂)の温度について
 「くらしと養生 第7話 1)入浴からくる不養生 (6)朝の洗髪(朝シャン)の危険性
 「くらしと養生 第8話 1)入浴からくる不養生 (7)入浴の仕方(足浴・腰湯)
 「くらしと養生 第9話 1)入浴からくる不養生 (8)入浴を控えるべき時
 「くらしと養生 第10話 1)入浴からくる不養生 (9)入浴とアトピーとの関係について

東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です

[ 2021.02.12 ]