※「くらしと養生」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトである「東洋医学の辞書サイト」に掲載されています。旧サイトには、写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、本文を一部修正した文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。
第5話 1 入浴からくる不養生 (4)入浴の時間帯(朝の入浴について)
第4話では、夜の入浴の話をしました。第5話は、朝の入浴の話です。
基本的に朝の入浴は良くないと思います。そのため、入浴の方法を検討するっ必要があります。
時間帯としては、日が昇ってからが良いと思います。朝方は1番気温が低く、体温も低いですから、身体の冷たさや寒さを解消するために、よく朝風呂をする人がいますが、このことは心臓に負担をかけることになります。また、若い人は、入浴した後すぐ会社に出掛けたりする人が多いようですが、日本は気温が体温より低い事が多いですから、身体を冷えやすくします。気温が高い夏は、朝の風呂は問題ないといえますが、クーラーの効いている部屋で一日働く人にとっては、考え物です。夏に寝汗をかいた朝、気持ち悪い時は、温めの温度の湯に短めに入るか、シャワー程度にしておいた方が無難でしょう。
お風呂に入るのは、身体の汚れをとり、その後ゆっくりできる時間帯が一番理想です。入浴後、気温があまり低くない時間帯なら、尚理想的です。そのことから、日が暮れる前の夕方に入るのが一番いいのではないかと思っております。現代社会生活では、殆ど無理な話ですが、休みの日ぐらいそういう生活がしたいものですね。
朝日新聞デジタルのマイベストプローJIJICOにも、朝風呂についての記事を書いています。ご興味がありましたら、ご覧いただきたく思います。
「朝風呂や朝のシャワーは自律神経のバランスに影響?入浴で気を付けるべき習慣とは」
当院では、「養正治療(ようせいちりょう)」の一環として、来院時に、適切な入浴方法の指導を行っています。
※「養正治療(ようせいちりょう)」とは、日常生活に起因する病気の原因を患者様と主に考え、ヨーガ治療や生活指導を用いて、健康を取り戻そうという治療のことです。従来日本で行われてきた養生法に、中国やインド等で行われている養生法を加味した新しい学問分野として、清野が提唱しています。生活指導の内容を、今ブログで紹介します。
「くらしと養生 第1話 養生と東洋医学(暮らしと養生に関して)」
「くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生 (1)はじめに」
「くらしと養生 第3話 1)入浴からくる不養生 (2)入浴の時間数」
「くらしと養生 第4話 1)入浴からくる不養生 (3)入浴の時間帯(夜の入浴について)」
「くらしと養生 第5話 1)入浴からくる不養生 (4)入浴の時間帯(朝の入浴について)」
「くらしと養生 第6話 1)入浴からくる不養生 (5)入浴(お風呂)の温度について」
「くらしと養生 第7話 1)入浴からくる不養生 (6)朝の洗髪(朝シャン)の危険性」
「くらしと養生 第8話 1)入浴からくる不養生 (7)入浴の仕方(足浴・腰湯)」
「くらしと養生 第9話 1)入浴からくる不養生 (8)入浴を控えるべき時」
「くらしと養生 第10話 1)入浴からくる不養生 (9)入浴とアトピーとの関係について」
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です
[ 2021.02.13 ]
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