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院長ブログ

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くらしと養生 第9話 1)入浴からくる不養生 (8)入浴を控えるべき時

※「くらしと養生」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトである「東洋医学の辞書サイト」に掲載されています。旧サイトには、写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、本文を一部修正した文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。

第9話 1 入浴からくる不養生 (8)入浴を控えるべき時

お風呂に入る事は、体力を消耗する事ですから、体力が無いときに無理して入ることは危険です。お酒を飲んでいる時お風呂に入って心臓発作が起きたり、脳内出血に見舞うということは一般的ですので、皆さんよくご存知かと思います。しかしながら、痛みが発生した時は身体が弱っている時だ、という認識はない方が多いせいか、いつでも、どんな時でも入っているなぁ~というのが、私の実感です。

“腰が痛くなったので、風呂に入って暖まったら良くなると思って…”といって入浴し、翌日動けなくなったという話を聞きませんか。実は、このパターンが、とても多く見られます。痛みが出たら、身体が弱っている時ですので、すぐに寝ることです。

さすがに熱が出たら風呂に入る人はいないようですが、寒気がするので暖まったらよいと思ってお風呂に入る人がいます。これも逆効果です。痛みも熱も寒気も、とにかく不快な症状があったら、みんな“内臓の悲鳴”だと思っていただければ問題のないところだと思います。そんな時は、早く身体を休めてください。気持ちの悪いときは、手と足と顔を洗うのみとしたほうが、無難です。あとは、身体を拭く程度がいいでしょう。

ちなみに身体を拭くときは、お湯よりもアルコールを暖めたものが良いようです。身体をふいたあと、サッと乾くので熱が奪われにくく、体温が下がりません。

もう一つ付け加えると、身体が極端に興奮している時、つまり飲酒中は勿論ですが、走ってきた直後とか、怒っている時とかは、入浴しない方が良いと思います。血液の流れが速かったり、一カ所に集中している時は危険です。また、食後は胃に血液が集中し、消化しようとしていますので、30分以内に入浴するのは、好ましくありません。腹いっぱい食べた時には、もっと時間をあけた方がいいでしょう。

当院では、「養正治療(ようせいちりょう)」の一環として、来院時に、適切な入浴方法の指導を行っています。

※「養正治療(ようせいちりょう)」とは、日常生活に起因する病気の原因を患者様と主に考え、ヨーガ治療や生活指導を用いて、健康を取り戻そうという治療のことです。従来日本で行われてきた養生法に、中国やインド等で行われている養生法を加味した新しい学問分野として、清野が提唱しています。生活指導の内容を、今ブログで紹介します。

くらしと養生 第1話 養生と東洋医学(暮らしと養生に関して)
 「くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生 (1)はじめに
 「くらしと養生 第3話 1)入浴からくる不養生 (2)入浴の時間数
 「くらしと養生 第4話 1)入浴からくる不養生 (3)入浴の時間帯(夜の入浴について)
 「くらしと養生 第5話 1)入浴からくる不養生 (4)入浴の時間帯(朝の入浴について)
 「くらしと養生 第6話 1)入浴からくる不養生 (5)入浴(お風呂)の温度について
 「くらしと養生 第7話 1)入浴からくる不養生 (6)朝の洗髪(朝シャン)の危険性
 「くらしと養生 第8話 1)入浴からくる不養生 (7)入浴の仕方(足浴・腰湯)
 「くらしと養生 第9話 1)入浴からくる不養生 (8)入浴を控えるべき時
 「くらしと養生 第10話 1)入浴からくる不養生 (9)入浴とアトピーとの関係について

東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です

[ 2021.02.19 ]