「打撲」とは、身体を何か硬いものに強く打ち付けた結果起こる外傷の総称を言います。程度の差はあれ、誰もが一度は打撲を経験しているのではないでしょうか。打撲をした瞬間は痛いので、打ち付けた場所を手で押さえ、痛みが治まるのを待ちます。軽い場合は、大抵数分で治まるので何も手当(処置)をしないと思いますが、痛みが強くずきずきした状態が続くと心配になります。ましてや、ぶつけたところが顔や頭で、かつ転倒したとなれば、なおさらです。頭蓋骨骨折や急性頭蓋内血腫などは、数分から数時間後には、何らかの異常な症状が出現しますので、すぐ異常に気付きます。
コブ(打撲部局所の腫れ)程度で全く異常所見を伴わない場合もありますが、脳内出血している事も考えられますので、症状がなくても専門医を受診することが望ましいと思います。頭部を打撲した後1か月から1か月半を経過した頃、ふらつく、転びやすい、ろれつが回らないなどの症状が出たら、慢性硬膜下出血が疑われます。その場合、直ちに病院で手術を受ける必要があります。
一口に打撲と言っても、症状は様々です。「打撲を甘く見ないほうが良い」というのが、長年臨床に携わっている者の実感です。ぶつけてから1時間以上経過しても強い痛みが引かないときは、是非ご来院いただきたく思います。
朝日新聞デジタル『マイベストプロJAPANーJIJICO』には、外傷についてのコラムが掲載されています。いざという時のために、お読み戴きたく思います。
「骨が折れたなと思ったらすべき事は何か 冷やし過ぎは良くない?」
「脱臼した時に関節を自分で戻すのは危険 もし骨折を伴っていたらどうなる?」
「捻挫は放置しても治らない 有効な治療方法は?」
「打撲をしたら最初にするべきことは? 冷やすだけで治るのか」
以下は、当院のホームページ内にあるコラムです。
「打撲の痛みは3週間ほど続く事がありますのですぐ対処しましょう」
「打撲は適切な処置をすると約4日で痛みが消失します」
「打撲はこわい」
「打撲を放置すると意外に長引く理由」
「打撲は日常茶飯事に生じる外傷 重篤な疾患に移行することがある?」
「打撲には「打ち身」以外に骨折・脱臼・捻挫・肉離れ等が潜んでる?」
「軽度の打撲は患部の圧迫が大切 冷却は程度によって使い分けが必要」
当院の治療をご希望の方は、「治療の流れ」をご覧頂きたく思います。
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。
[ 2021.03.09 ]
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