平成25年11月2日(土)より4日(月)の間に、オーストラリア・シドニーのコンベンションセンターで、第8回世界鍼灸学会連合学術大会が開催されました。本学術総会は、4年に1回開催され、全世界から医師、鍼灸師等の医療従事者が参加します。
今回の参加者は、36カ国から約850名、日本人の参加者は、22名でした。日本人による口頭発表は、6題でした。当院からは、清野充典本院長、村田朝子副院長、南波利宗分院長が口頭発表を致しました。
オーストラリアの鍼灸学校では、中国式の鍼灸治療法を教育しています。
そのため、日本式の鍼灸治療方法を学びたくても学べない先生方が多くいます。
本学会では、日本人の発表会場はどこも満員でした。各実技セッションや治療法の発表では、ほとんどの先生方が、日本鍼灸の特徴である鍼管を用いていました。本屋には、日本鍼灸に関する本が7種類販売されており、最終日には、1冊を残して全て完売していました。会場には、日本鍼灸を学ぶために定期的に日本の講習会を受けているというオーストラリア人の先生が数名いました。本学会を通して、日本鍼灸に対する関心の高さが窺えました。