中国の影響を強く受けている韓国は、古くから漢方が行われております。
中国と同様に国の体制がしっかりしており、西洋医学（洋医師）と東洋医学（韓医師）が医療として二元化されている数少ない国です。
　韓医科大学は、11校あります。（2000年11月現在）
（韓医科大学=鍼灸と湯液（漢方薬）の両方の医療を専門的に勉強する大学。卒業後、国家試験合格者は、「韓医師」となる）

　全国民が保険を使用できる鍼灸治療費は、約1.000円（日本円）で、患者は3割負担する。
漢方薬は自費。鍼灸治療も自費のところが多い。

　世界鍼灸学会連合会（28カ国加盟）主催による、第５回世界鍼灸学会が、2000年11月12日（日）〜15日（水）に韓国・ソウル市内のホテルロッテワールドの３階にて開催されました。
　世界大会は、1997年より定期的に行われています。
　　　第１回は中国・北京
　　　第２回は、フランス・パリ（1990年）
　　　第３回は、日本・京都（1993年）
　　　第4回は、アメリカ・ニューヨーク（1996年）でした。

今大会の出席者数は、
　初　日　外国人397人（日本人126名　中国人72名　その他の国々113名　VIP86名）
　　　　　韓国人780名
　　　　　合計1177名
　2日目　外国人270名　韓国人430名　合計　700名
　3日目　外国人210名　韓国人510名　合計　720名
3日間延べ総数2597名という発表が大会関係者より閉会時にありました。
（日本からの参加者は、２日目以降を加えると140名ぐらいと推定されます。）
　論文数は、韓国109本　外国301本　合計410本
　その内、・特別講演1名　・招待講演3名　・口演発表86題（韓国26、日本22、その他の外国38） 〈スライド25、OHP3、ビデオ1〉
　　　　・ポスター発表52題（日本43題）
　　　　・実技1名　でした。

1992年度現在（参考文献　東洋医学第22巻　第７号（1994-7））