※「東洋医学の辞書サイト」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトです。「お灸のはなし」は、旧サイトには写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。
5 なぜ線香で火をつけるの?
もぐさに火をつけるのは何でもかまいませんが、現代の学校教育では線香を使用しているので、日本や中国をはじめ世界中の東洋医学者が、違和感なく選考で火を付けている事と思います。
線香そのものが日本に伝来してきたのはわずか150年程前です。大阪・堺のお坊さんが、線香を使用してお灸したのが最初と、いわれています。当時のお医者さんはお坊さんが多かった(学問をしていたのは武士とお坊さんぐらいの時代のため)ですから、お香から線香を使用するようになったときにそのことを思いついたとしても不思議はありません。
では、その昔(線香がなかった時代)は、どのようにして艾に火をつけていたと思いますか?答えは、火箸です。
今のように、小さく捻った艾に火をつけて行うようになったのは、線香の存在がとても大きいと私は考えています。だって、火箸じゃあ小さな艾に火をつけるのが難しいですもんね。
「お灸のはなし 1 はじめに」
「お灸のはなし 2 お灸って何?」
「お灸のはなし 3 艾(もぐさ)の作り方」
「お灸のはなし 4 日本の艾工場」
「お灸のはなし 5 なぜ線香で火をつけるの?」
「お灸のはなし 6 日本の線香工場」
「お灸のはなし 7 お灸って熱くないの?」
「お灸のはなし 8 お灸と鍼はどう使い分けるの?」
「お灸のはなし 9 お灸ってどんなときにするの?」
「お灸のはなし 10 お灸に効く病気は?」
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。
[ 2021.02.03 ]
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