※「東洋医学の辞書サイト」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトです。「お灸のはなし」は、旧サイトには写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。
7 お灸って熱くないの?
艾に火をつけた熱は500度以上です。だいたい、たばこの熱と同じように考えてもらっていいと思います。でも、こんな事を書くと、昨今「歩きたばこ」による子供の怪我が相次いでおりますので、さぞかし熱くて怖いイメージを持つかもしれませんね。「熱い」という感覚は温度が100度まで、つまりお湯に手をつけたり飲んだりした時の感覚です。100度を超えると痛みに替わります。ですから、お灸をしている事を知らされないでいると「痛い!」という言葉になります。まるで針を刺されたような感覚になるんです。
でも実際は皆さんが想像するような苦痛は殆どありません。当院でお灸の治療を受けた方は勿論お分かりの事と思います。
なぜだと思いますか?
お灸をするときは、からだの調子が悪いときです。そんなときは皮膚感覚が悪くなっていますので、あまり熱さも、痛みも感じません。むしろお灸の治療は、熱や痛みを感じてもらうように据えるといってもいいでしょう。感覚があるということは皮膚が正常に働いている事を意味します。つまり身体の機能が正常に働いている=内臓の働きがよくなった・快方に向かいだしたという事に繋がるからです。
でも、身体の調子がいいときや必要のないツボにお灸をすると、そりゃあ熱いですよ。なにせ500度ですからね。お灸についての知識がある方は、浅草のお灸や弘法様のお灸など頭のてっぺんに大きなお灸を据えて我慢している姿や大きなお灸のあと(灸痕)があるお爺ちゃんお婆ちゃんの背中を思い出す事と思います。当院にいらっしゃる方で、熱そ~なイメージがあって怖いという殿方やお灸の跡が残るのでイヤという若い女性がいますが、そんな思いがあるのだろうと考えいつも以下のような説明をしています。
「最近の研究で、身体は44度の熱で生体反応が起きる事がわかりました。アトピー性皮膚炎など皮膚疾患のある方は38度で身体に変化が起こります。昔のように熱さを我慢したりする必要はありません。お灸の跡を残さない程度の熱で効果を得られる事が解ったんですよ」と。
「お灸のはなし 1 はじめに」
「お灸のはなし 2 お灸って何?」
「お灸のはなし 3 艾(もぐさ)の作り方」
「お灸のはなし 4 日本の艾工場」
「お灸のはなし 5 なぜ線香で火をつけるの?」
「お灸のはなし 6 日本の線香工場」
「お灸のはなし 7 お灸って熱くないの?」
「お灸のはなし 8 お灸と鍼はどう使い分けるの?」
「お灸のはなし 9 お灸ってどんなときにするの?」
「お灸のはなし 10 お灸に効く病気は?」
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です
[ 2021.02.06 ]
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