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院長ブログ

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くらしと養生 第12話 2)睡眠からくる不養生(2)睡眠の時間数

※「くらしと養生」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトである「東洋医学の辞書サイト」に掲載されています。旧サイトには、写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、本文を一部修正した文字のみの紹介になりますので、良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。

第12話 2)睡眠からくる不養生(2)睡眠の時間数

一体1日に何時間の睡眠を取れば、身体の疲れはとれるのでしょうか。当院にいらっしゃる方の睡眠時間は人によって様々です。

睡眠をとる時間は、年齢によって違っています。
  新生児(生後一ヶ月未満)は、一日中眠っているような状態です。
  乳児(生後一ヶ月~一歳未満)は、約11~12時間。
  幼児(一歳~三歳未満)は、約10~11時間。
  学童期(三歳~六歳未満)は、約9~10時間
  小学生・中学生   約9時間。
  高校生以上   約8時間。
  老年期(約60歳以上)   約8時間。(そのうち昼寝約1時間)
上記程度の睡眠を取る(正確に言うと体を横たえている)と、身体の疲れは充分取れると思われます。

現代社会における大人の生活は、夜が遅くなっており、睡眠時間を削って仕事をしている方は、少なくありません。私の個人的な感想では、7時間以上睡眠をとっている社会人の方は、極めて少ないのではないかと思っております。

1日の睡眠時間の平均が
  7時間~6時間もしくは9時間以上の人は、身体がだるいなどの状態を常に持ち続けている。
  6時間~5時間の人は、身体に痛みやつらさを持ちながら生活を続けている。
  5時間未満の人は、どこかに病気が潜んでいる可能性が高くなっている。
人のように思われます。

さすがに1日平均4時間未満という方は、あまりいらっしゃいませんが、そのような方は、ナポレオンでもない限り、半年もたたないうちに身体が悲鳴をあげる前に、活動を停止せざるを得なくなる(動けなくなる)ことと思います。

睡眠の時間数は、1週間で49時間から52時間程度が良いと考えられています。一概に、1日の睡眠時間数が足りてないからと言ってすぐ調子が悪くなるわけではありません。病気の背景を探るためには、個別に様々な条件を検討する必要があります。当院では、「養正治療(ようせいちりょう)」の一環として、来院時に、適切な睡眠方法の指導を行っています。

※「養正治療(ようせいちりょう)」とは、日常生活に起因する病気の原因を患者様と主に考え、ヨーガ治療や生活指導を用いて、健康を取り戻そうという治療のことです。従来日本で行われてきた養生法に、中国やインド等で行われている養生法を加味した新しい学問分野として、清野が提唱しています。生活指導の内容を、今ブログで紹介します。

くらしと養生 第1話 養生と東洋医学(暮らしと養生に関して)
 「くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第11話 2)睡眠からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第12話 2)睡眠からくる不養生(2)睡眠の時間数
 「くらしと養生 第13話 2)睡眠からくる不養生(3)睡眠の時間帯
 「くらしと養生 第14話 2)睡眠からくる不養生(4)睡眠と体温
 「くらしと養生 第15話 2)睡眠からくる不養生(5)睡眠と冷房
 「くらしと養生 第16話 2)睡眠からくる不養生(6)睡眠と暖房
 「くらしと養生 第17話 2)睡眠からくる不養生(7)睡眠と寝具との関係
 「くらしと養生 第18話 2)睡眠からくる不養生(8)睡眠する場所(方位 =寝室の位置する方向)
 「くらしと養生 第19話 2)睡眠からくる不養生(9)畳とフローリング

ご興味がありましたら、下記の2020年朝日新聞デジタルJIJICO掲載の睡眠の時間数に関するコラムをご参照ください。
細菌やウイルスから身を守る免疫力を高める方法とは?
 
東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です

[ 2021.02.24 ]