B.東洋医学の見地から
2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因
④不規則な時間帯の飲食
4番目にあげられるのが、不規則な時間帯の飲食。夜遅い時間帯に食事すること以上にダメージを受けます。遅いなりに規則正しいと、まだからだが持ちますが、いつ仕事させられるかわからない状態を続けた際にからだが受ける疲労は計り知れません。今こんな生活をしている人が多いですよね。新聞記者や、外回りのサラリーマンなど、職業を上げたらきりがありません。大変な世の中です。
⑤口呼吸
5番目として、口呼吸のお話をしましょう。口呼吸は、体温を下げます。鼻から吸った空気は、鼻にある副鼻腔という場所を通ると、体温より低い空気を一瞬にして同じ温度まで引き上げてくれます。冷たい空気を長時間吸いすぎると、この副鼻腔というところが、疲れて熱をもち(炎症状態)膿がたまり、鼻が詰まります。そのため、口呼吸になります。口から呼吸すると、口の中には体温を上昇させる機能がありませんので、冷たい空気がそのまま体内に入ります。肺が冷え、血液が冷やされ、やや温度の下がった血液が全身をめぐるため、体温が下がるわけです。 外から身体を冷やしても同じです。冷えが、体の中に入り込んでくると、その冷えに対抗するため体内に熱が生じます。その熱は体外には出ないで体内にこもります。こもった熱が鼻にあると膿が溜まります。鼻に膿が溜まると通り道を塞いで結果的に口で呼吸をします。体を冷やすことにつながるわけです。
一番冷えた状態は分かりますか?それは死んだ状態です。つまり、体を動かせない状態を意味します。逆に体を動かせる状態は健康な状態です。
運動は、骨格の筋肉を丈夫にして、熱をつくります。暖かい食べ物を食べ、洋服を着て暖房の前で温まっていても、動かないでいると体は冷えてきます。運動をしなければ熱はつくれません。筋肉が細いとあまり熱はつくられません。筋肉を太くするためには運動が必要です。ですから、熱をたくさんつくるためには運動が必要です。
基礎体力を維持するためにどのくらいの運動が必要かということに付いての個人的見解ですが、10代は週6~7日、20代は週に5~6日、30代は週に3日、40~50代は週に2日、60代以上は週に1日もしくは短い時間で週2日が適当と考えています。
※清野鍼灸整骨院旧ホームページ「東洋医学の辞書サイト」内にある「小児ばり」の内容を転載しています。
「小児ばり 連載開始 はじめに」
「小児ばり 第2話 1.流行性耳下腺炎・顎下腺炎」
「小児ばり 第3話 2.アトピー性皮膚炎 1)アトピー性皮膚炎は病名でなく症候名です」
「小児ばり 第4話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 2)アレルギーって何?」
「小児ばり 第5話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 3)根本解決にならない西洋医学の「アトピー性皮膚炎への対処」
「小児ばり 第6話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 4)「症状」とは、身体がもとに戻ろうとする現象」
「小児ばり 第7話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 1)「アトピー性皮膚炎」になる原因は「冷え」「症状」とは、身体がもとに戻ろうとする現象」
「小児ばり 第8話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え」の主な6つの原因 ①寝不足」
「小児ばり 第9話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ②遅い時間の入浴 ③遅い時間の飲食」
「小児ばり 第10話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ④不規則な時間帯の飲食 ⑤口呼吸」
「小児ばり 第11話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ⑥ストレス」
「小児ばり 第12話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 3)東洋医療・鍼灸治療をするとどうなるか」
「小児ばり 第13話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 4)生まれてまもなく症状がでるお子さん・乳児の場合」
「小児ばり 第14話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 5)「アトピー性皮膚炎」のお子さんをお持ちのお母さんはここを是非お読みください」
「「かゆみ」の原因と予防方法! アトピー性皮膚炎の「かゆみ」を薬や保湿剤以外で治す方法はあるのか?」
[ 2021.01.07 ]
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