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院長ブログ

当院の治療(鍼灸院)

小児ばり 第14話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 5)「アトピー性皮膚炎」のお子さんをお持ちのお母さんはここを是非お読みください

B.東洋医学の見地から

5)「アトピー性皮膚炎」のお子さんをお持ちのお母さんはここを是非お読みください。

ただ、今までの経験からすると、そのようなお子さんはあまり見受けません。「湿疹」が出始めて、「アトピー性皮膚炎」と診断されるには少なくても3~4ヶ月経過していることが多いように思います。この場合は、遺伝的というより、生後の日常生活に何か問題があったと考えるほうが妥当だと考えています。いわゆる、後天的・人為的病気です。

母乳で育った場合は、半年間、母子免疫があるので、風邪を引くようなことはあってもまず病気にはなりません。半年以内にお子さんが湿疹状態になるときは、母親の日常生活に問題があり、その結果、お子さんに被害が及んでいることが圧倒的に多いという印象を私は持っています。遺伝というよりもむしろ母体が冷えているために症状が出ることが多いからです。

母親に問題があると思われる日常生活を例にあげると、妊娠後期腹帯をせず逆子になるほど冷やした、スカートで生活し太ももを冷やした、常時薄着をした、冷たいものを飲食する生活をしているために陣痛が起きにくくなっていた、などのケースが考えられます。(「お母さんのための子育て学」のコーナー参照) お母さんの体が冷えていると胎児の成長が悪くなります。また、母体が冷えていると、母乳はぬるくなります。そのため、ぬるい母乳をお子さんが飲むことになるので、赤ん坊は食事のたびに体が温まりません。結果的に冷えやすくなり、アトピー様の皮膚になりやすくなります。
 体温は、大人が36.2から36.3℃程度の人が多く、お子さんは37.0℃くらいです。その際、体内の温度は1度くらい高くなっています。母親の体温が36.2度から36.3度ぐらいの場合、体内は37.2度から37.3度ぐらいでちょうどお子さんと体温が同じぐらいになります。おっぱいとしては悪くない温度ですが、母親の体温が36.5度を超えていると、お子さんは暖かさを感じて、尚良い状態と言えます。

お母さんの体温が低い場合、お子さんはいつも低い温度のスープを飲まされているようなものです。体が冷えるとお子さんは便秘をします。お話を伺うとアトピーのお子さんはみんな便秘しています。親は、お子さんの便通がどれぐらいの間隔であればよいか分からない人が多いようです。便秘ぎみの親は、2~3日にいっぺんの便通でも良いと思っている場合すらあります。生まれた直後の赤ん坊は、3時間おきぐらいに1回、1日に7回から8回授乳します。ウンチは食事の回数と同じく7回から8回あります。これが正常な回数です。

便秘をしている身体には毒素が溜まってきますから、吹き出物が出てきます。生後4ヶ月くらいすると症状が出てきます。皮膚科や小児科へ行くとこれは「湿疹」です、「アトピーの気(け)があります」と言われる頃です。「ステロイドがいいですから使ってみましょう」と言われて、使ってみるとすぐにきれいになります。けれど、3週間ほど経つと、どっと強い湿疹が出てきます。次は強いステロイドの使用が始まり、アトピー性皮膚炎との闘いが始まります。

「アトピー性皮膚炎」と診断された直後のお子さんは、病歴が短ければ短いほど「病」の程度が浅いので、治療に回数を要しません。早いと2~3回で治癒し、その後生活を注意していただけば、再発することもありません。1日も早く鍼灸治療をし、気づいていない日常生活の不摂生を正常に戻すことです。これまでお話した知識があれば、アトピー性皮膚炎は地上から消え去るはずです。

※清野鍼灸整骨院旧ホームページ「東洋医学の辞書サイト」内にある「小児ばり」の内容を転載しています。

小児ばり 連載開始 はじめに
 「小児ばり 第2話 1.流行性耳下腺炎・顎下腺炎
 「小児ばり 第3話 2.アトピー性皮膚炎 1)アトピー性皮膚炎は病名でなく症候名です
 「小児ばり 第4話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 2)アレルギーって何?
 「小児ばり 第5話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 3)根本解決にならない西洋医学の「アトピー性皮膚炎への対処
 「小児ばり 第6話 2.アトピー性皮膚炎 A.西洋医学の見地から 4)「症状」とは、身体がもとに戻ろうとする現象
 「小児ばり 第7話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 1)「アトピー性皮膚炎」になる原因は「冷え」「症状」とは、身体がもとに戻ろうとする現象
 「小児ばり 第8話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え」の主な6つの原因 ①寝不足
 「小児ばり 第9話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ②遅い時間の入浴 ③遅い時間の飲食
 「小児ばり 第10話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ④不規則な時間帯の飲食 ⑤口呼吸
 「小児ばり 第11話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 2)「冷え(低体温)」の主な6つの原因 ⑥ストレス
 「小児ばり 第12話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 3)東洋医療・鍼灸治療をするとどうなるか
 「小児ばり 第13話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 4)生まれてまもなく症状がでるお子さん・乳児の場合
 「小児ばり 第14話 2.アトピー性皮膚炎 B.東洋医学の見地から 5)「アトピー性皮膚炎」のお子さんをお持ちのお母さんはここを是非お読みください

[ 2021.01.13 ]

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