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くらしと養生 第38話 4)食事からくる不養生(6)食事と入浴との関係

※「くらしと養生」は、清野鍼灸整骨院の旧サイトである「東洋医学の辞書サイト」に掲載されています。旧サイトには、写真入りで詳細にわかりやすく書いています。新サイトでは、本文を一部修正した文字のみの紹介になります。良かったら、旧サイト「東洋医学の辞書サイト」をご覧いただきたく思います。

第38話  4)食事からくる不養生(6)食事と入浴との関係

食事をする時間帯や入浴をする時間帯が不規則な方にとって、食事と入浴のどちらを先にすべきかなんて考えている人は少ないと思います。忙しい方は、出来ることからするという以外選択肢が無いことと思います。入浴の時間帯と食事の時間帯については、すでに詳細な内容を書いています(くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生(1)はじめに)ので、詳しい説明は割愛します。

理想的な入浴と食事の関係は、日が暮れる頃に入浴し、30分から1時間程度のちに夕食を取る事です。午後7時頃に食事が終わると理想的です。昭和期以前の日本人が行ってきた生活ですので、令和元年の今日60歳以上の方であれば、イメージが付くことと思います。

インターネットが普及して世界中の人が時間帯に関係なく仕事を行い、24時間営業が常となりいつでもどこでも食事が出来るようになった現代人には、からだの中はいつでも同じように働いていて、不規則な労働や食事は体に負担をかけているという認識が、極めて希薄であるように感じています。それどころか、体の中で、一生懸命様々な器官が働いているという認識すら無いように感じます。

食事は、からだに最も労働(負担)を強いる行為です。内容物を受け入れる胃だけでなく、心蔵・肝臓・肺臓・脾臓・膵臓・腎臓など、多くの臓器が消化に関わります。消化を助けるために食後30分体を休める必要があります。良くかまないつまり早食いすると、食べものが体に入った後、消化に時間がかかりますので、1時間の休養が必要です。食事はゆっくりかんだ方が、効率が良いことを知っておく必要があります。

入浴は、消化の妨げになります。消化に必要な血液の流れを、湯船に入ることによって変えてしまうからです。入浴は、食後60分以上経過してから行うか、食事をする30分前に済ませるとからだに負担をかけません。

入浴後、すぐに食事をしたいときは、入浴時間を短くする必要があります。体の汚れを取る意味なら、シャワーで体を洗うのみとします。冷えた体を温めたいときは、湯船に入る時間を2~3分のみとします。からだにかかる負担を最小限に抑えることが目的です。入浴時間を短くすることで、入浴後30分体を休める必要性を短縮することが出来ます。また、良く食事をかんで行うと、食後1時間の休憩時間を短縮することが可能となります。

一番危険な行為は、飲酒直後に入浴することです。脳卒中や心筋梗塞を引き起こす確率が高くなりますので、注意が必要です。

病気の背景を探るためには、個別に様々な条件を検討する必要があります。当院では、「養正治療(ようせいちりょう)」の一環として、来院時に、適切な生活指導を行っています。適切な食事の摂取が行えているのかを知りたい方は、是非ご相談ください。

※「養正治療(ようせいちりょう)」とは、日常生活に起因する病気の原因を患者様と主に考え、ヨーガ治療や生活指導を行い、健康を取り戻そうという治療のことです。従来日本で行われてきた養生法に、中国やインド等で行われている養生法を加味した新しい学問分野として、清野が提唱しています。生活指導の内容を、今ブログで紹介します。

くらしと養生 第1話 養生と東洋医学(暮らしと養生に関して)
 「くらしと養生 第2話 1)入浴からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第11話 2)睡眠からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第20話 3)運動からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第33話 4)食事からくる不養生(1)はじめに
 「くらしと養生 第34話 4)食事からくる不養生(2)食事の意味
 「くらしと養生 第35話 4)食事からくる不養生(3)食事と呼吸の関係
 「くらしと養生 第36話 4)食事からくる不養生(4)食事と季節 の関係
 「くらしと養生 第37話 4)食事からくる不養生(5)食事をする時間帯との関係
 「くらしと養生 第38話 4)食事からくる不養生(6)食事と入浴との関係
 「くらしと養生 第39話 4)食事からくる不養生(7)食事と睡眠との関係
 「くらしと養生 第40話 4)食事からくる不養生(8)食事を控えるべき時
 「くらしと養生 第41話 4)食事からくる不養生(9)食事と休息について
 「くらしと養生 第42話 4)食事からくる不養生(10)不規則な時間に食事を摂取するときの注意点

ご興味がありましたら、下記の2020年朝日新聞デジタルJIJICO掲載の運動に関するコラムをご参照ください。
 「テレワークによる運動不足で心肺機能が低下?その解消法とは
 「マスク内の呼吸は酸欠状態?精神や肉体活動の低下を防ぐ方法とは
 「コロナウイルス対策に必要な衛生管理と自己鍛錬による免疫強化
 「免疫力アップに必要な体温維持。ウィルス対策に最適な室温維持と暖房機器の使い方、運動など
 「咳が出たとき疑うべきは風邪? 咳が出る原因とその予防策
 「正座が出来ないのは膝に問題が!?その原因と治療法について
 「帯状疱疹に伴う神経痛になったときに選択する治療法について
 「ぎっくり腰の原因は?湿布や冷やすのは効果的?予防策について

東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です

[ 2021.06.18 ]

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